頭痛持ちだ。
学生時代は勉強のしすぎだとか(ない)目が悪くなったからだとか姿勢が悪いからだとかいろいろ言われたけど、最終的には頭痛薬に頼るしかなかった。
低気圧が頭痛の原因の一つだとされるようになったのは、ここ数年のことだろうか。言われてみれば思い当たる節がいっぱいある。頭が痛くなるのは雨が降る前日が多い。かと言ってすべての雨に当てはまるわけでもないが、雨好きの私としては認めたくはないところではある。
最近は夜中に何度も目が覚める。年のせいだと言ってしまえばそれまでだが、1時間ごととなるとさすがに病的なものじゃないかと疑う。翌日は極度の寝不足で、当然頭痛薬のお世話になる。
一昨日もそうだった。最近薬を飲む頻度が増しており、できるだけ我慢するようにしていても、昨日はとても無理だった。薬を握りしめて水を飲みに行く。
「頭痛くて我慢できへん」
そう愚痴ると、頷く仲間の多いこと。
「やっぱりね」
「私もさっき薬飲んだ」
「頭痛すぎて手がしびれてきたわ」
そうか。夜中に異常なくらい目が覚めるのは、いわゆる”気象病”のせいなのかもしれない。原因と思われるものがわかって嬉しいやら悲しいやら。でも、実は仕事場で頭痛薬を飲む時に、思わず頬がゆるんでしまう密かな楽しみがあるのだ。それは薬を持ち歩いている缶にある。私の呪術廻戦好きを知った仕事仲間がくれたもので、一瞬「これ悟か?」と思ったのだが、今では頭痛薬を飲む時の癒しにもなっている。

呪術廻戦にハマってから約2年という短期間に、自分でも驚くほどの関連グッズを集めた。基本的に原画を使っていることにこだわっている。アニメやそれ以外の物もあるにはあるが、私なりの美的基準みたいものがあり、それに従って集めてきた。
だけどね、私の呪術好きが広まるに連れ、いろんな人がいろんなものを持ってきてくれるようになったの。出かけるたびにガチャ回して、見たこともないようなグッズをくれる人もいる。私のななみんファイルを見て「私も好き!」から会話が弾み、これまたいろんな呪術グッズを手渡してくれた人もいた。他にもいろんな人からたくさんの物を頂いた。その多くは私の美的基準からは外れたもの、中には「マジどちら様ですか?」ってのもあるんだけど、うれしいの。好きだってこと知っただけで、あまり話したことない人まで、わざわざ持ってきてくれるなんてことあるんだって。世の中まだ捨てたもんじゃないって思えた。
マンガ好きとかアニメ好きとか大っぴらに言えない時があった。今は「呪術廻戦が好きなのよ」って大きな声で言える。そうして集まった物に囲まれ、小さな幸せを噛みしめながら毎日を生きている。
