**CAUTION**
呪術廻戦最終話(コミックス30巻)までの内容を含みます。この先はそれを了承のうえでお読みください。
呪術廻戦で泣いたことがある人ってどのくらいいるんだろう。実際に泣いたとかじゃなくても、泣けるほど感動したことはあるのかなって。悲しくても、うれしくても。
映画となった懐玉・玉折が泣けると話題になったよね。エンディングに新しい画像を追加することで感動が倍増した。原作では描かれなかった日常の一瞬一瞬をとらえたカメラ視点の画像は、観ている者自身にその間の出来事を想像させる良い手法だったと思う。五条たちが過ごしたあの眩しい時代が遠すぎて、私が泣くことはなかったが、号泣したファンの気持ちはわかるつもりだ。
呪術廻戦では途中で命を絶たれる登場人物も少なくない。思い入れの強いキャラの死に涙する人もいるだろう。ただ、その描き方があまりに残酷かつ淡白だというのが私の印象なのだが、これは作者自身の性格や考え方も影響するのだろう。何にせよ、登場人物への思い入れが強すぎたら、作る方も先へ進めなくなっちゃうだろうし、ある程度は仕方ないと割り切るしかない。
そんなわけで、私のお気に入りキャラたちは口をあんぐり開けている間に消えていった。涙する間もなく。
いやいや、私だって感動するんだよ。でも、どうやら泣きのポイントが少々ずれているようで、実はそれがこれを書こうと思ったきっかけだったりする。
コミックス21巻・第185話。
お兄ちゃんとお姉ちゃんの魂を失ったパンダの話。涙と鼻水流して号泣した。なのにコミックスのオマケページには “185話は「何の話」と担当さんが各所に詰められてしまった” とあるのだ。唖然とした。何なら私が一番胸にこたえたとも言えるエピソードがわかんないの?!
そうか、人によって響き方がこんなに違うのか。
実はこれより前にティッシュを山のように積み上げて号泣したエピソードがあるのだが、奇しくもこれまたパンダとまさみち絡みの話だった。
コミックス17巻・第147話。
日下部の妹のエピソードが刺さりまくったのは私がオカンだからなのか。
まさみちが死んでしまうのは辛すぎたし納得もできなかったが、号泣ポイントはそのこと自体じゃない。まさみちが自分の作った完全自立型の呪骸たちに見送られるシーン。
「まさみちがいないとさびしいぜ」
オカンも死ぬほどさびしいぜ。
父ちゃんがいなくなったらこの子たちはどうなるんだろう。書いてるだけで涙出てくるわ。こんなヤツ、私以外におらんのだろうか。いつかきっと『まさみちと子どもたちTシャツ』作ろ。

で、最後に。
キャラの死で唯一泣いたやつ。
お兄ちゃん。
聞くところによると、コミックスでは連載時のものに加筆されているとか。最初はもっとあっけなかったらしいって話。ウソか誠かは知らんけど、まあ有り得るかな。加筆が本当なら感謝だよ。初めて心まで届いた死に様だったから。結局自分は肉親の情ってのに弱いんだろうな。
こういう話、誰かと語ってみたいという思いもあって始めたサイトなんだけど、やっぱり難しいみたいだね。呪術廻戦のこんなとこが好き、あそこでグッときた、あのシーンはどうだのこうだのって、できれば顔突き合わせて話せたら楽しかっただろうな。コタツでミカンとか食べながら。昭和だね。
いつの日か『呪術廻戦やら何やらを静かに語り合う場所』を作るのが今の私の夢だ。
