Angel


さっきチラッと見たけど大丈夫か。
来年早々に始まる死滅回遊前編の映像。
華ちゃん、別人じゃないか?
大丈夫なのかい。
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来栖華が好きだ。
つい先日の投稿で、女性がどうのこうのとフェミニストまがいのことを書きなぐっていたのに、何だよオマエは。あの子は助けてくれた男を一途に愛する可愛くてか弱い女の子そのものでしょ。一番嫌いなタイプなんじゃないの?

確かに、初めて見た時は「出たよ、ふわふわの女の子キャラ」って思った。でもね、伏黒との出会いからの経緯をたどっていくと、その愛はむしろ忠犬ハチ公に近いと思うわけ。命を救ってくれた人に自分のすべてをささげる。あのキャラは別に女性でなくてもいい。だって天使なんだもん。

クロスと天使のモチーフが好きです。華に惹かれたのもそれが理由だったのかも。天使は人間ではないので本来性別もないのですが、時代や描き手によって見た目が男性だったり女性だったりするようです。華ちゃん、違和感ないでしょ?

人間何事も突き抜けちゃうと、もはや尊敬の域に達するってことを直哉について書いたことがある。王子キャラを貫き通し、大嫌いから “あっぱれ” へと個人的評価を覆してみせた及川光博みたいなもんか。(←違うと思う)
一度命を救ってくれた人を追い続け、自らの命を差し出しても守りたいという天使の思いに負けたのかも知れない。受肉した肉体との共存を選んだ顔も知らないおっちゃんの人徳もある…のか。可愛い顔をした女の子の中におっちゃんがいるというアンバランス感も華の魅力だ。

新宿決戦後、受肉した術師とホストの体を分ける方向に進めることが示されているが、華と天使(おっちゃん)の場合はどうだったのだろう。引きはがされた過去の術師は死を迎えることになるのだが、真希は彼らに生きる道を示して見せた。華は?
華も同じ道~彼女の場合は “共存” ということになる~を選んだと私は思う。もちろん傍らの伏黒もそれを否定しなかったと。そして二人はその後幸せに…ん、二人?
アカン。この先を想像するのはやめとくわ。

呪術廻戦の変節を機にグッズ収集もおしまいにしたはずなのに、時々覗いてみたくなる中古グッズの店。アウトレットのカゴの奥に沈んだ華ちゃんを見つけると、ついついサルベージしてしまう私がいる。どうやら私と呪術はもはや引き離せないものとなってしまったらしい。受肉体のごとく。

2026年が良い年でありますように

GIRLS


このカテゴリーではキャラクターへの思いをぶちまけてきたが、女性が一人もいないことにお気づきか。避けているわけではない。単独で語りたいと思う対象がいないのだ。私が女性だから男性にしか目がいかないのだろうか。

二言目には「女が」と言われて育ってきた。頭の良い女は嫌われる。常に男の後ろを歩く “わきまえた” 人生。求められているのは、かわいさ、か弱さ、従順さ、もしくは単なる性的対象か。成長するに従い、そんな現実にもステレオタイプな女しか出てこないメディアにも辟易するようになった。

一年ズ~虎杖・伏黒・釘崎~は、男×2+女×1のド定番の構成だ。先へ踏み込んだ理由は、釘崎が女々しさのないぶっ飛んだキャラだったこと。私の知らぬ間に時代は変化しているのかも。その期待が呪術廻戦を追い続ける導火線だったんだと思う。

だが釘崎をもってしても、私の中のステレオタイプなイメージは拭いきれなかった。アニメ特有の甲高い声でまくしたてるシーンはやっぱりしんどい。男性陣二人と比べれば肉弾戦はどうしたって劣る。渋谷で姿を消したのは、その後の展開では出番がないのが現実か。最期の最後に復活した彼女の術式は、まさにそのためにあったとも言えるのだろうが、渋谷後の苦しい時間を全く共有できなかった穴は大きい。
私にとってのプラスの要因は、三人が最後まで恋愛感情抜きで友情を貫いてくれたことだ。

家入硝子も釘崎同様トリオで登場。一見特異な存在にも見えるが、実は最も典型的な女性キャラだった。学生時代の役割は五条と夏油の緩衝材。最後まで生き残った彼女の役割はナイチンゲール。RPGにおけるヒール魔法の使い手といったところか。ただこちらも恋愛感情一切なしってのは小気味よかった。感情が見えない機械的な感じは私にはむしろプラスだ。

本来単独で取り上げるべきは禪院真希だろう。死滅回遊と新宿決戦に実際に参戦する女性は彼女だけ。真希の場合は双子の真依と共に、男性優位の術師の家系に生まれた女性としての立場も描かれ、呪力を持たないという十字架も背負っている。普通なら飛びつきたい設定なのに、書きたいとは思わなかった。
呪術廻戦において命を落とした術師たちの最後は悲惨だ。姿かたちを読者の心ごとズタズタにする。それがこの作者のやり方と見た。真希は渋谷で生き残りはしたが、その容姿をズタズタにすることで女性としての存在を一度殺したと言ったら言い過ぎだろうか。
再生後は甚爾と並ぶ “鬼人” としての存在へと変わり、私には肉体派の呪術師の一人としてしか捉えられなくなった。

その他の女性たちについては、全般的に置物的な印象が強くて言うべきことがない。
伏黒津美紀はさすがに重要な意味を持つキャラクターだとは思うが、特に思い入れるところもなければクレームもつけようがない。ほぼ寝たきりなので。
星漿体は性別を問わないはずだが、一番ウケがいいだろうあの設定になってしまうかという感じ。
九十九と冥冥もそれぞれ存在感はあるのだが、九十九はあそこまで肉体美を晒す必要があったかな。(断じて妬みではない…と思う)
冥冥はミステリアス感出しすぎて、何がどうしてああなるのかわからないミステリアス魔女代表。でも正直嫌いじゃない。
ちなみに一番嫌いなのは歌姫。女性にするならもう少し落ち着かせてやれなかったかな。

頭のどこかが常にそんなことを考えているらしく、女性はこんな風に女性を描かないだろうとの隠れた思考が、作者=男性との決めつけにつながった。どこで見たかは覚えていないが、”作者は女性という説もある” ことを知り、そう見る人もいるのかと、あわてて作者を指す “彼” という言葉を消した。

男女の性差どころかLGBTQ+という言葉が作り出されるほどジェンダーレスが求められつつある現代。けれど太古の昔から根付いて来た線引きは、そう簡単に消せるものじゃない。自分は違うと思っていても、こんなことをグダグダ書いている時点で、一昔前の思考から抜け出せない化石のようなものだ。それでもいつか女性が男性と肩を並べて闊歩する世界を見てみたいと思う。

物語の筋読みをしてしまう妄想癖のある私。
見た目をぶっ潰されて終わると踏んだ五条は、天元の後釜となり二度と拝めないだろうとか、破壊されたパンダの核となるとか、勝手な予想をして失笑を買っていた。メインを張る四人のうち一人だけ生き残るか一人だけ死ぬかのどちらかだ、という作者の発言を見た時、私の頭に浮かんでいたのは、廃墟となった町を彷徨うボロをまとった一人の術師の姿だった。その顔は見えないが、現代最強とされた術師でないことだけは確かだ。
それから500年ほどの月日が流れ、日本はまるで時間を遡ったかのような荒廃した地となっている。とあるあばら家で一人の赤ん坊が生まれる。その目は青く髪は真っ白。それを藪の中からじっと見つめる怪物のようなものの姿。
私の妄想はそこで終わる。
生まれたのはもちろん女の子だ。

まさみち、何でだ


呪術高専東京校学長、夜蛾正道を “まさみち” と呼んでいる。まさみちはコワモテだ。格闘技には全く興味がないが、その顔には見覚えがあった。年末に月亭方正を引っ叩く人。何で高専の先生なのかはわからないけど、コワモテがぬいぐるみをチクチク縫っているのが愛らしくて大好きだった。

顔に似合わず優しい。生徒や仲間のことを陰からそっと助けてくれる頼れる学長だ。その彼が突然命を絶たれた。あまりにも予想外で、あまりにもあっけなく。彼はなぜあんな所であんな風に消されなければならなかったのだろう。

私の悲しみに追い打ちをかけたのは、まわりの反応の薄さだ。パンダが涙を流したこと以外、彼の死を悼む声は聞こえてこなかった。仕方ない。あの五条悟の時でさえそうだったのだから。唯一の救いは、ななみんが悠仁の心にずっと住み続けていたことだけだ。

現実的には、まさみちの役目はもうおしまいってことなんだろう。それでも許せないのは、この期に及んで楽厳寺を上層部の考えに同調させてしまったことだ。この時点で私の爺さんへの期待は一切なくなった。結局まさみちを手にかけたのは、他でもないその爺さんなのだから。

箱から出た五条が後を託した形になったのも、まさみちが黙って死を受け入れたのも、アンタに呪いをかけたからなんだよ、ジジイ。ついたての向こうの奴らを手にかけた五条の意思を、アンタはちゃんと引き継げるのかい?

齢76歳のあの爺さんに、新しい呪術界を先導していくことは期待しない。そもそも作者自身の思惑がそこにはなかったのかも知れないし。それでも、私はまさみちに生きていて欲しかった。生き延びて後に続く若い術師たちを育て、守ってやって欲しかった。だから私はその希望を篤也に託したのだ。どうか遠くから力を貸してやって欲しい。

日下部篤也に八つ当たる


クサカベさあ、あんなに強くて優しかったんなら、もうちょい早くそれ出しといてもらえんかったかな。

渋谷事変の時なんて、最初っから本気出してくれてたら状況変わってたかも知れへんやん。ななみんだって死なずに済んだかも知れんし、悟だってさ。わかってる。わかってるわ、そんなん関係ないって。けどさ、あるじゃん、バタフライエフェクトとかいうやつ。風が吹けば桶屋が儲かるみたいな。何がどう影響するかわからんやろ。

笑ったさ。アンタが純真なパンダだまくらかして渋谷地下でウロウロしてたの見て。アニメの本領発揮ってとこよね。完全にツボをつかれたわ。けどさ、どんな事情があるにせよ、やっぱアカンよ。高専生もみんなボロボロになってがんばってたのに。アンタ、一応先生やろ?
最後の最後に別格の片りんは見せてくれたけど、「帰りてえ」とか言ってんじゃねぇよ。

泣いたさ。アンタの抱えてた事情を知った時には。それでも私は「だったら仕方ないね」とは言えないよ。あの時にはわかってなかったけど、今は知ってるから。アンタが一二を争う1級術師だってことを。

新宿決戦からは、その名に恥じない活躍だったね。まわりの誰もが、一番強い1級術師だって評価してることも初めて明かされたし、遅れて来たスターって感じだったよ。ただ、薄々気づいてるだろうけど、これについてはアンタ完全に当て馬だよね。見たことも聞いたこともない術師を印象付けるための。アンタが気にしてなきゃ別にいいけどさ。

宿儺と対峙した時のアンタはお世辞抜きでかっこよかったもん。あの後『呪術廻戦展』ってのに行ってきたんだけど、剣構えたアンタの原画、スタッフのお兄ちゃんに「あのポスター売ってないですか?」って詰め寄りたくなるほどかっこよかったよ。そうそう、これの元になったやつね。↓

ウエハースにランダムでついてくるシール。2つも引き当ててやったぜ。後で気づいたんだけど、これってコミックス13巻の表紙やったんや。まあ、今さらどうでもいっか。

とにかく最後の最後にはシン・陰流当主っていう肩書までついたし、これでがんばらなきゃウソだよね。

新宿決戦の後、まさみち(夜蛾正道)がいなくなった今、大切な妹さんや “甥っ子”くんがどうなったかは知らない。けど、まさみちに恩を感じているなら、五体不満足だらけの生徒たちが残っているなら、やるっきゃないよね。察するに、残っている高専の先生がいるとしても、術師として使いものになる人、いないんじゃない? じゃなきゃ日本の運命がかかっていた渋谷や新宿に姿を見せないなんてあり得ないもん。

私はアンタがこれからの高専を引っ張っていく人だと思ってるよ。まさみちの後を引き継ぐの、アンタしかいないじゃん。

期待してるよ、日下部先生

ナ、ナ、ミーン!


私の推しは、”ななみん※”こと七海建人だ。悟や悠仁への愛に隠れてはいるが、私にとって五条悟はもはや神であり、悠仁はかわいい息子なので、そこんとこはちょっと見逃して欲しい。結婚するならもちろん”ななみん”なんで。

ななみんは呪術廻戦の中でも屈指の人気を誇るキャラクターだ。その人気の原動力のひとつは、虎杖悠仁に”ナナミン”と呼ばせたことにあると私は睨んでいる。これを考えた作者は天才だよ。七海を一気に親しみやすい愛すべきキャラへと変えたのだから。

考えてもみて。渋谷のビルの屋上で悠仁が叫んだ言葉が「七海さ~ん!」だったらどう?「七海せんせ~!」ならまだかわいげがあるけど、「ナ、ナ、ミーン!」の破壊力には到底及ばないんじゃないかな。もっともこれは海外でも人気が高いことの説明にはならない。が、ニュアンス的なものは何となく伝わるんじゃないかと、とりあえずは思っておくことにしよう。

私にとってのななみんの魅力は、あのツンデレな感じかな。クールで現実的なのに、本来の優しさが随所にはみ出ちゃうのがカワイイ。なんだかんだ言いながらパン屋のおねえちゃんを除霊してあげるし、悠仁を術師だと遠回しに認めるとこなんて、泣きそうになったわ。

でも、渋谷での最期の場面は泣かなかった。あまりの残酷さとショックで泣くことも忘れた。ななみんの死とそれに続く野薔薇のシーンで私は完全にフリーズする。コミックスでもアニメでも。テレビ放送直前にコミックスがアニメを追い越していたのだが、もしそうでなかったら、アニメを観ながら私の心臓は止まっていただろう。

あれから何度かこのシーンを目にしてきたが、辛すぎて痛すぎて、泣くどころではなかった。つい先日、映画の “渋谷事変X死滅回遊” を観るまでは。この時、ななみんに後を頼まれて初めて泣いた。映画館でボロボロ涙を流す自分に驚いた。

かつては”聖地巡礼”とやらをする人たちの気持ちがよくわからなかった。が、呪術廻戦と恋に落ちてから、ようやくその気持ちがわかるようになった。悠仁やななみんが走り戦った渋谷の街を見てみたい、歩いてみたい。そんな気持ちがどんどん大きくなってゆく。ななみんが最後の瞬間に夢見たマレーシアのクアンタンに行くことは夢のまた夢だが、渋谷ならもしかして…なんてことをついつい考えてしまうこの頃だ。

今から10年か20年後、もしあなたが東京メトロの渋谷駅構内で花束をささげ祈る老婆をみかけたら、そっと寄り添い共に祈りをささげてもらえれば幸いだ。

※作中で”ナナミン”と呼ぶのは虎杖だけで、ご覧の通り、表記としてはカタカナが正解。でも私は基本的に”ななみん”とひらがなで書くようにしています。この方がより優しく愛情も伝わる気がするので。その点、どうかご容赦ください。

甚爾と直哉

なんか “修二と彰” の青春アミーゴみたいやな ww


彼らについては、そのうち気が向いたら書きたいなと思っていたのだけど、「渋谷事変特別編集版×死滅回遊先行上映」で(今2025年11月9日です)呪術廻戦界隈も私自身も俄然盛り上がってきたので、勢いのまま一気に書きます。

禪院家血筋の伏黒甚爾と禪院直哉は、年齢も生き方も全然違うのではあるが、どちらもクソ野郎~お下品でゴメン~である。個人的には大っ嫌いなタイプなのに、世間的には何故か結構な人気だ。

甚爾はまだわからなくもない。俗に言うジゴロ。悪い男ほど惹かれちゃうってのは確かにあるよね。子供の頃の直哉が初めて見た甚爾の姿は、さすがの私もドキッとしたもん。男の色気とはこういうものかと。

呪術廻戦展の甚爾と悟のカード

でもやっぱりろくでなしはろくでなしやわ。あの五条が引くくらいのレベルだし。わが子の名前すら忘れてるっぽいが、あれは頭から消し去ったことにしたいだけだったのかも。そう考えると渋谷での最期が胸キュンポイントになっちゃうのはわかる。

そこへいくと直哉はさ、ぶっちゃけ「ない」。天地がランバダを踊っても「ない」。何であんなに人気があるのかさっぱりわからない。呪術廻戦展で直哉直哉直哉の痛バッグが目の前を通過した時、3度見したわ。マジ?
しかしそれ以降直哉ファンの数が半端ないことを知り、更には今度の映画のムビチケなどにも登場と聞いてのけぞった。ここまで人気が出るとは制作サイドも思っていなかったのではあるまいか。それを見越していたのなら、わたくし、ひれ伏しまする。

今あらためてコミックスで直哉の登場場面を読み返してるんだけど、性格悪いし、口悪いし、やっぱ最低の男だよ。惹かれるところがあるとすればルックスと強さかな。最大限譲歩して贔屓目に見れば、禪院家を率いていかねばならぬという彼なりの重荷を背負ってたとか?

で、皆さんあれですか? 呪霊となった直哉も推しちゃってます?
術師は呪力で止めを刺さないと、死後呪いに転ずるってことでああなっちゃったんだよね。でも私としては、空港で「北や!北に行くに決まってるやろ!」と、座ってる乗客引きずり降ろして北行便に乗り込んでやって来た説に一票を投じたい。ここまでやってくれるともう楽しくなっちゃって。何事も突き抜けちゃうと、もはや尊敬の域に達するみたいな。オモロすぎる。茶化してるわけじゃなく、コミックス読み返してホントに楽しくなってきた。

思えばサイト開く段になってモジュロが始まっちゃって、モチベーションがダダ下がる一方で、グッズももう要らないなんて状態で、それなのに今度の映画のななみんポーチを手に入れ損ねたことを知り地団太踏んでるアホな私。それがなんだか楽しくなってきたのよ。このアニメ呪術廻戦祭りに乗らなくてどうするよ。多分これが私にとって最後の祭りになるっていうのに。アニメがどういう風に結末を描いてくれるのか、それを糧にしてがんばろ。楽しみにしてますよ。

ってことで、甚爾ファンも直哉ファンもひっくるめ、世の呪術廻戦ファンの皆さんに幸あれ!

乙骨ぎらい


乙骨が好きになれない。
理由の一部はひとつ前の投稿にあるが、実はそれだけじゃない。呪術廻戦0の乙骨は決して嫌いなキャラではなかった。だが、長い沈黙の後に復活した彼は、あまりに別人だったのだ。

上層部側についたかのように見せかける、バレバレだが否が応でも期待を煽る登場の仕方。強いってことは一目瞭然だけど、落ち窪んだ目と表情、怖すぎるやん。死神かと思ったぜ。

さらに問題なのはその内面。ミゲルと行動を共にして、陽気なアフリカン気質が多少は移ったのかと思いきや、むしろその逆。ひょっとしたら想像を絶する修行でもして、最強になった自分を自覚したのであろうか。弱々しさや謙虚さのようなものが一切消えており、伝わってくるのは最強としての自信だけだ。虎杖との一騎打ちになった時、私にはそれが “上から目線” としか捉えられず、カチンときてしまったのだ。

「虎杖悠仁は僕が殺します」と上層部に言い切った時、虎杖をいったん殺すという策は頭の中に出来上がっていたんだろうが、これって自分が負ける可能性を全く考えていないよね。戦闘中も「走り出しで潰すつもりだった」「五条先生の教え子だもん 一筋縄じゃいかないか」と来る。余裕だね。アナタハカミデスカ?と言いたくもなるよ。

この感情、前にも感じたことがあると思ったら、五条悟だ。稽古を頼んだ伏黒に言った「それじゃ僕どころか七海にもなれないよ」にカチンときた覚えがある。ななみんを見下しすぎだと腹が立ったが、五条が見かけどおりの傲慢で自分勝手な男でないことを私は知っている。物語の始まりから獄門疆に閉じ込められるまでの期間、ずっと彼を見てきたから。単行本にして10冊ちょっとの重みとでも言おうか。一方で、私の知る乙骨は0の中の彼だけだ。しかも戻ってきたらまるで別人。過ごした時間があまりにも短いうえ、どこか機械的なものさえ感じてしまう乙骨は、私にとって不穏な、感情移入不能なキャラクターなのだ。

好きになれない理由はもうひとつ。こっちの方が重大。それは里香ちゃんを再び引きずり出したことだ。「はあ?!」「何で?!」「ウソやろ?!!!」32回は声に出して叫んだわ。いやいやいや、あり得へんやろ。どんな神経しとるんや。可愛らしい元の姿に戻って、ようやく天へと旅立つことができたんだぞ。何でまた怪物姿で引き戻すかな。

“外付け” とか説明されてもよくわからん。旧里香ちゃんも、乙骨の怨念があのような形で彼女の魂を引き留めたもので、生まれ持つ能力の高さと桁外れの呪力量の結果だ、ぐらいの認識だった。里香ちゃんがいなくなっても外付けとかできるんだったら、全く別物でもいいんじゃないのかい。百万歩譲ってあの形態しかなかったとしても、名前ぐらいは変えようよ。乙骨はあの姿の里香でも愛せるらしいし、当の本人も気にしてないとは言っていたが、女の子ってやっぱり可愛くいたいものよ。「もういい加減やめて」って言ってるよ、上にいる里香ちゃんは。たぶん。知らんけど。

私だったら “わたるくん” って呼ぶな。あ、無関係な人名とか今時コンプラ的にヤバいか。だったら大魔神とか玉梓とか鉄人2号とか、この際何でもいいや、里香以外なら。※
外付けの件については、おそらく私がわかっていないだけなんだろう。根っからの文系頭にもわかるような説明を誰かしてくれないかな。多分納得はしないだろうけど。

「乙骨が嫌いなヤツなんて見たことも聞いたこともねぇわ」って言われたことがある。

ごめん。若干1名ここにいます。

※脚注
わたるくん:私のような年代の者にとって、リカちゃんと言えばリカちゃん人形のこと。リカちゃんのボーイフレンドがわたるくんでした。その後リカちゃんは彼氏を取っ替えていたらしく、わたるくんを含めて歴代6人のボーイフレンドがいるのだそう。やるな、リカちゃん。
玉梓(たまずさ):その昔、NHKで放送されていた人形劇『新八犬伝』のキャラクター。怨霊。登場するときのフレーズ「我こそは玉梓がおぉんりょ~う」は今も忘れられない。
鉄人28号:ご存じ(?)横山光輝のマンガに登場するロボット。私が見ていたのはアニメ版。操縦用のリモコンをブロックで作っていた記憶があります。懐かしいです。
以上、昔話シリーズからお届けしました。

呪術廻戦の主人公

はじめに…
今、2025年10月25日です。
昨日久しぶりに音楽でも聴こうと思ってYouTubeを開き、思いっきり後悔しました。呪術と私の心が日に日に乖離していく感覚はもはや止められませんが、投稿は続けます。それではいつものようにここから。


呪術廻戦の主人公は虎杖悠仁です。

そのはずなんだけど、ずっとモヤモヤしてるんだ。

何の知識もなくアニメに途中参戦した当初から、何て華のない主人公なんだろうって思ってた。そもそも全然タイプじゃない。髪はピンクで赤いフードの制服。何じゃこりゃ?
私自身が根暗で考え込みやすい性格なので、根明で思ったことを素直に言える悠仁みたいなタイプは敬遠してきた。でもそれは羨ましさの裏返しでもあったんだよね。

個人的な好き嫌いは置いといて、人間離れした身体能力(かなり離れすぎだけど)を持っている以外、虎杖悠仁はごくごく平凡な高校生だった。勉強ができるわけでもなく恵まれた環境で育ったわけでもない。こういう場合、物語が進むにつれ主人公が成長し強くなっていくもんだと勝手に決め込んでいた。

ところがどうだ。いくら待っても彼はさほど強くもならず、まわりはそれぞれの術式を駆使、領域展開までする者もいる中、ほぼ拳一つで戦っている。地獄への入り口渋谷事変に至っては、地べたを這いずり、すべては自分のせいだと自らを責めるばかり。ちょっと待て。あんたが一体どんな悪さをしたっていうのさ。私のDNAに組み込まれた判官びいきが一気に炸裂した。この時からさ、私が悠仁のオカンになったのは。

放り出しそうになりながらも執念でストーリーにしがみつく。そこに突如降臨したのが乙骨憂太だ。

彼のことはもちろん知っていた。コミックス0も読んだし、映画もリアルタイムでこそ間に合わなかったものの、配信で後追いした。現在の0が別名で先に世に出ていたことも知っている。だけどさ、本誌での連載が決まった時、最終的に虎杖悠仁を主人公として選んだわけでしょ。なのに何故ここにきて急に二人を並べ立て始めたのか。「虎杖&乙骨の新旧主人公シール!」ってのを本誌で見かけた時には愕然としたわ。呪術廻戦の主人公はいつの間に二人になったんだ?

そうだよね。実際、渋谷事変以降は乙骨が主人公と言っても過言じゃない。新旧で言うならむしろ虎杖がで乙骨がかつメインだ。0からいきなり復活し、鮮やかに、見事なまでにすべてをかっさらって行った。その一方、悠仁の影の薄いこと。最終的には宿儺を倒したってことにはなるんだろうが、あれって悠仁一人の力でもないし、正直なところ何がどうなったんだかよくわかんないんだよね。

結局悠仁は何をしたんだ?
強くはなったのか?
それとも彼はただの狂言回しだったってことなの?

いや。そんなことあってたまるか。
最強になろうなんて高望みはしない。華なんてなくてもいい。泥臭くてもいい。どんな形であれ呪術廻戦をここまで引っ張ってきたのは虎杖悠仁なんだもの。ちっぽけな歯車の一つに過ぎなかったかも知れないけど、人を救うため、仲間のため、真っ正直にただひたすらに戦う。そんな主人公がいてもいいいよね。

五条悟の跡なんて引き継ぐ必要もない。そもそもそんな柄じゃない。虎杖悠仁はきっとあの後も、一介の呪術師として、地に足つけて体張ってがんばったんだと思うよ。案外呪術高専の先生とかも合ってたかもね。どんな生き方をしたにせよ、最後はたくさんの仲間に囲まれて、悟やななみんやジイちゃんたちのところへ笑って旅だったんだと信じてる。そしてオカンはそんなあなたを誇りに思います。だから最後にもう一回だけ言わせて。

呪術廻戦の主人公は虎杖悠仁です。

あー、オカンちょっとだけスッキリしたわ。ありがとね、悠仁。

Satoru is everything



五条悟が誕生した時点で呪術廻戦の勝ちは決まっていた

なんてね。まあ要するに、五条悟というキャラクターが生み出された時点で、呪術廻戦の成功は決まったと思うんだ。もう何年もマンガやアニメを見てないから単純に比較はできないんだけど、今まで目にしてきた中で彼ほど特異で魅力的なキャラクターはいない。何と言っても、とにかくかっこいい。

五条悟なんて聞いたこともなかったのに、USJで見かけた5000円近くする彼のポップコーンケースを思わず買っちゃいそうになるほどかっこいい。包帯で素顔も見えないのに、恐るべきオーラだ。

だけどその魅力は外見だけじゃない。
性格悪いとか軽薄だとか言われてるけど、ホントにそうなのか。むしろ人として一番まともなキャラだったんじゃないかって私は思ってる。

生まれた時から別格だったわけだし、そりゃ多少はおかしくもなるわな。けど懐玉・玉折で描かれた学生時代は、呪術師であること以外私らと何ら変わりない。時に悪ふざけもする、ごく普通の眩しい青春だ。あのルックスだからモテはしただろうけど、遊んでいるようにも見えない。本気で女性と向き合ったことなんてないんじゃないかな。男女を問わず本音をさらけ出せた可能性のある相手は、結局夏油だけだったんだろう。

ちゃらんぽらんはあくまで表面上のこと。すべてを見据えて行動する賢さが見え隠れする。恵の能力を見極めたうえで、喜久福買ってドンピシャなタイミングで助けに現れる。外見上のかっこよさとちゃらんぽらんさ、内面の優しさと淋しさ、賢さと危うさ、それらが絶妙に入り混じってできた五条悟は、やはり唯一無二の史上最高のキャラクターだ。

Satoru is everything.
呪術廻戦は五条悟がすべて
(英語の使い方合ってる?)
彼の代わりは他の誰にも務まらない。

五条の死にざまは記憶がぶっ飛ぶほど衝撃的だった。悲惨すぎて涙も出やしない。あそこまでやられると、もはや清々しいぐらいだ。😭←泣いてるやん
ストーリーの先読みはことごとく外していたが、悟はロクな終わり方をしないという予想だけは当たったことになる。考えていたのとは全く違った形だったけどね。彼が復活することを最後まで期待してたけど、そうはならなかった。

いいよ。あそこまでやられたら諦めもつくってもんだ。いなくなっても残されたみんなを、呪術廻戦を導いてくれてありがとう。本当にありがとう。

だけどさ、今更だけどさ、みんな最後にもう少し彼のことを思い出してくれても良かったんじゃない?